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幹線の乗客数の推移

関西空港の国内線は東京、札幌、那覇、福岡の幹線が大部分を占めています。その幹線の推移から見えてくる問題を論じたいと思います。
関空の国内線の乗客数のピークは96年でした、
地方都市(幹線以外の都市)の乗客数のピークも96年でした。
しかし幹線の乗客数のピークは地方都市より送れて99年にやってきました。
データで見る関空を見てもらえばわかりますが乗客数のピークは各路線とも違っています。
乗客数のピークは札幌線は98年、沖縄線が99年、福岡線が00年、東京船が01年となっています。
幹線の乗客数が99年にピークをつけた跡に01年までは4万7千人鹿減少しませんでした。これは東京路線はこの2年で39万人も増加したためです。
東京路線は羽田の路線の発着枠の増加に伴い便数も増加し続けました。
この結果乗客数が増加してきました。

関空の国内線では非常に危険なことに東京路線におんぶに抱っこの状態です。
離発着回数も95年の6616回から11316回まで4700回も増えています。
95年には国内線の乗客数に占める東京線の割合がたったの16,33%しかありませんでした、しかし01年には30,65%と14%以上も史エアーが上がりました。
その上国内線から国際線に乗り継ぐ乗客数も一番多い関空にとっては生命線です。この生命線にも陰りが見え始めています。
最盛期には16便あった便数が14便まで減り乗客数も2年連続の減少が確実となっています。
羽田の国際線が拡充されれば関空の国内線と国際線はさらに失速しかねない状況となっています。
成田空港に国際線の乗り継ぎ客を取られかけている今関空の国内線に格安航空会社を就航させるなど大幅なてこ入れを図らなければなりません。


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